育児と介護のダブルケアをしているSakuです。

Saku

このブログでは、私がダブルケアに向き合い始め、「誰にもわかってもらえない」と感じていました。同じように思っている方もいるのではと思い書いてみました。

孤独

「育児も介護も、どちらかだけでも大変。両方を同時にこなさなければならないこの状況については、きっと誰にもわかってはもらえないだろうな」と感じていました。

ここでは「誰にも分かってもらえない」と感じた理由を2つあげていきます。

  • 特に介護の話は重たい雰囲気があり気軽に話しづらい
  • 「わかってもらえない」と思ったのはダブルケアをしている人が周りにいなかった

❶特に介護の話は重たい雰囲気があり気軽に話しづらい

「介護の話」ってなんだか話しづらいと思ってしまいます。

Saku

介護って、そもそも深刻な話題な気がしています。

明るく話そうとしても、なんか気を遣っちゃうし、相手も構えちゃうような感じになるから、結局みんなで重い空気作ってしまうイメージがあり話しづらい。。。

❷「わかってもらえない」と思ったのはダブルケアをしている人が周りにいなかった

誰にもわかってもらえないと感じたのは、実際に周囲に経験者がいなかったからです。

育児か介護、どちらかの理解者はいても、両方を同時に経験した人は私の周りにいませんでした。
ダブルケアは社会的な認知がまだ浅く、共感されにくい状態にあります。

確かに育児も介護も、それぞれに大変。けれど、両方が重なることで生まれる“独特のつらさ”は、経験者にしかわからない部分も多いのです。

ここでは、ダブルケアがなぜ、つらく感じるのか。その理由を3つお伝えします。

  • 「自分のことを後回し」にするが当たり前になる
  • 終わりが見えない不安が、心を重くする
  • サポートを頼ることに、罪悪感を感じてしまう

❶「自分のことを後回し」にするが当たり前になる

ダブルケアでは、自分を後回しにする生活が日常化し、心も身体もすり減っていきます。


育児と介護の両方で“誰かを優先し続ける”状態が続くため、自分のことは後回しになるからです。

Saku

例えば、親の通院介助が必要な日。この場合も、当たり前のように自分の仕事や予定から調整する状況です。

❷終わりが見えない不安が、心を重くする

ダブルケアは「いつまで続くか分からない」ことで、精神的な負担が大きくなります。

育児も介護も“ゴールが明確ではない”という共通点があり、それが不安や焦りを生むからです。

特に介護は、回復や終結の見通しが立たないケースも多く、「この生活があと何年続くのか」と考えるだけで心が折れそうになります。

❸サポートを頼ることに、罪悪感を感じてしまう

家族のことだから「自分でなんとかしなければ」と思い込みやすく、外部に頼ることに後ろめたさを感じるからです。

Saku

特に女性に多い傾向として、周囲に迷惑をかけまいとする意識が強く、「頼ったら負け」「甘えているだけ」と自分を責めがちです。

その結果、限界が来るまでSOSを出せなくなってしまうのです。

「こんなことで弱音を吐いちゃいけない」「もっと大変な状況の人もいるのに…」そう思って、自分のしんどさに蓋をしていませんか?私もそうでした。

でも、その“我慢”は、自分を守るどころか、じわじわと心をすり減らしていきます。

ここでは、なぜ、つらさを見ないふりしてしまうのか、その背景を2つ考えてみました。

  • 比較してしまうクセが、自分の感情を押し殺してしまう
  • 「私の大変さは取るに足らない」と思い込んでいた

❶比較してしまうクセが、自分の感情を押し殺してしまう

「あの人に比べたら私は…」という思考が、しんどさを否定する原因になります。

他人との比較によって、自分の苦しみを正当化できない気がしてしまうからです。
私自身、SNSや周囲の話を聞くたびに「私より大変な人がいる」と思い、気づけば本音を言えなくなっていました。

比較に意味はないと頭でわかっていても、心が納得していなかったのです。

❷「私の大変さは取るに足らない」と思い込んでいた

自分の大変さなんてまだまだ。と思っていました。
まわりに「もっと重いケース」があると感じていたから、自分の状況は“たいしたことない”と思い込んでいたのです。
実際には、ケアの内容ではなく“本人がどう感じているか”が大切です。

表面的な「大変さの度合い」で測ってしまうと、本当に必要な支援が届かなくなります

書いたことをまとめてみました。

Saku

ダブルケアを行っている人は育児も介護もどちらも対応出来ている人こそ、一回立ち止まってみてほしいです。

誰にも分かってもらえないと諦めているようだったら誰かに話してみてはどうでしょうか。

私は介護についてはケアマネジャーに状況をふくめて話を聞いてもらい、一つずつ解消していきました。