介護と育児のダブルケアをしているSakuです。
「介護」って聞くと、みんなどんなことを思い浮かべますか?
きっと食事の介助とか、お風呂の手伝いとかが真っ先に浮かぶのではないでしょうか。

Saku
でも実際は、そういう「いかにも介護」って感じのこと以外にも、「名もなき介護」と呼ばれる見えない負担がたくさんあります。
その中でも「通院の付き添い」は、一見簡単そうに見えるけど、実際にやってみると本当に疲れる。
特に育児と介護を同時に抱えるダブルケアの状況にある人にとっては、さらに負担になっているのではと感じています。
今日はその現実について、ちょっと紹介していきます。
通院付き添いも名もなき介護の一つなんです
通院の付き添いって、名もなき介護の一つと感じています。
だって外から見ると「病院に一緒に行っただけでしょ?」って思われがち。
でも実際は、移動が大変な親と一緒に車やタクシーを使って、病院で何時間も待って、先生の話を聞いて…って、それだけではあるのですが、かなり時間をとられます。
親の通院に子供一緒にでさらに過酷に
病院の予約って平日が多いから、仕事を休んだり早退したりしなきゃいけない。
仕事がない土曜に予約がとれたとしても今度は子どもが休みだから一緒に連れて行くことになって、病院で子どもがぐずったりすると本当にどうしたら良いのって感じ。

Saku
親の通院に付き添いながら、子供のご機嫌も見なくてはならない状況は両方のことが一気に押し寄せてきます。
名もなき介護だからこそ終わりが見えない辛さ
名もなき介護である通院付き添いで一番きついのは、「いつまで続くの?」っていう先の見えなさかもしれない。
薬がなくなったから取りに行って、今度は検査、その結果を聞きに行って、また次の予約…って、本当にエンドレス。

Saku
根本的に治るわけじゃなくて、現状維持のための通院が多いから、「また来月も行かなきゃ」って思うと気が重くなる。名もなき介護って評価されにくいからこそ、「もういい加減にして」って思っちゃう自分に罪悪感を感じたりもするし。
見えない準備作業も名もなき介護の一部
実は通院って、当日だけじゃなくて準備も名もなき介護の一部なんです。
診察券どこにしまったっけ?保険証は?お薬手帳は?現金足りる?予約時間間違ってない?…って、毎回確認することが山ほどある。
ダブルケアの人なら、さらに子どもの準備も加わる。
子どもが病院で退屈しないように準備するのも一苦労。これを忘れちゃうと、病院で「あ、しまった!」ってなって。
こういう細かい作業の積み重ねも、名もなき介護の典型的な負担なんだ。
名もなき介護・ダブルケアには支援サービスを活用しよう
名もなき介護やダブルケアの負担は、サービスを使うことで軽くできるかもしれないです。
今回の通院でいえば、介護タクシーとか、付き添いを代行してくれるサービスとか。
「そんなの他人に頼むなんて…」って思うかもしれないけど、全部一人で抱え込む必要はないと思う。

Saku
通院が増えてきてどうにもスケジュールが調整出来ないときの保険として介護タクシーの利用も検討しています。
名もなき介護・ダブルケアで一人で頑張りすぎないで

名もなき介護である通院の付き添いに疲れてる人、ダブルケアで限界を感じてる人に言いたいのは、「それって立派な介護だから、自分を責めないで」ってこと。周りには見えにくいけど、本当に大変な作業なんだ。
一人で抱え込まずに、家族や友人、専門家に相談してみて。「こんなことで相談するなんて…」って思わなくていい。
解決策がすぐに見出せなくても聞いてもらうことで気持ちが楽になることがあると思うし、そういう対応方法があったかと発見があるかもしれないです。
名もなき介護・ダブルケアの現実を知ってもらいたい

通院の付き添いって、名もなき介護の中でも特に見過ごされがちな負担だと思う。
外から見ると簡単そうに見えるけど、実際は時間も体力も精神力も使う大変な作業。
特にそこに育児も加わったダブルケア状況にある人にとっては、さらに負担が重くなる。
でも一人で全部背負う必要はないし、使えるサービスがあるなら積極的に使っていこう。

Saku
名もなき介護やダブルケアの現実がもっと理解されて、みんなが支え合える社会になればいいなって思う。
何より大切なのは、自分自身も大切にすること。介護する人が疲れ切っちゃったら、結局みんなが困ることになるからね。