介護と育児のダブルケアのSakuです。
父が救急搬送された数日後、病院から「お父様が暴れています」という連絡が夜に来ました。
普段は穏やかな父がなぜ?と、とても驚き、戸惑いました。
せん妄って何?

恥ずかしながら、私は「せん妄」という言葉を初めて聞きました。
病院の方に伺うと、せん妄とは、急な環境の変化などが原因で、幻覚や妄想などの症状が出ることだそうです。
病院での父の様子
病院に駆けつけると、そこには興奮した様子の父がいました。
看護師さんに話を聞くと、パニックになって警察に電話をかけて、警察からクレームが来たとのこと。
まさかの行動に、ただただ驚くばかりでした。
さらに父は、「弁償しなくては…スプリンクラーを始動させてしまったから」と、支離滅裂なことを言っていました。
もちろん、スプリンクラーは作動しておらず、弁償の必要もありません。
入院継続は難しいと言われ…
病院からは、このまま入院させ続けるのは難しいので、一時的に自宅へ帰宅させてほしいと言われました。
そのため、暴れていた父に説明したら冷静さを戻したのか家に帰ることを理解してくれました。
せん妄への対応
せん妄を防ぐためには、環境の変化を最小限にすることが大切だそうです。
例えば、入院する際に、普段使っている時計やカレンダーなどを持っていくと、落ち着きやすいと聞きました。
自宅での父の様子
自宅に戻ってからも、父のせん妄の症状は少しの間続きました。
「あそこに赤いアリがいる」と言うこともありましたが、もちろん、そんなものはいません。
このときは、完全に否定することはせずに「そこにいるかも」と言いながら話を合わせていました。
父のせん妄を通して思うこと

初めての経験で、戸惑うことが多々ありました。
関係している方々はよくあることという感じで対応されていましたが、こちらとしては初めてのことですし、せん妄で人はこんなにも変わってしまうことがるのかと驚きでした。
一時的なものではあるということなので見守るしかないかなと感じです。
このあと、転院をして別病院にて手術をする予定なのでそのときはせん妄対策グッズを揃えておくことにします。