介護と育児のダブルケアをしているSakuです。

今回は「一人っ子」である私から見た「一人っ子」の世の中の変化と介護の向き合い方について書いていきます。

クラスで私だけだった

私が小学生だった頃、クラス40人中で一人っ子は私だけでした。

突然、授業の中で「一人っ子はいるか?手を挙げて。」と今では考えられない質問が飛び出しました。

そこで正直に手を挙げたのは、私だけだったのです。

そのときに「将来は両親を一人で支えることになるから大変だな」と先生に言われた言葉が、

今になって現実味を帯びてきています。

あれから十数年、社会は変わり、一人っ子の私は少数派ではなくなりつつあるような世の中の雰囲気を感じます。

一人っ子が珍しくなくなった現代社会

少子化が進む現代において、一人っ子の割合は周りを見ても増えているような感じがあります。

晩婚化や経済的な理由、夫婦の価値観の変化など、一人っ子が増える背景には様々な要因があるのかなとも思います。

かつては大家族が一般的でしたが、核家族化が進み、子供を持つこと自体が慎重に選択される時代になったのです。

私が子どもの頃と比べて、一人っ子家庭への社会の目も変わってきたように感じます。

私の一人っ子での幼少期の過ごし方

一人っ子として育った私は、兄弟姉妹がいる生活を知りません。

普段の家での生活は、同年代の子供がいないので自分で自分のことを決めていたような気がします。

それもあってか今もマイペースな部分はあるのかなと感じます。

あと、どこか友達や公園等に遊びに行くのも時代かもですが、自由気ままに遊びに行っていました。

友達の家に行くと兄弟や姉妹がいて一緒に遊べる人がいて羨ましいなとか寂しいなと思うこともありました。

ただ、家では子供は1人なので、家に帰ればその想いは忘れてしまい、自分のやりたいことをやっていたと思います。

避けられない現実―一人で担う親の介護への準備

一人っ子である私にとって、現在の両親の介護は避けて通れない状況です。

兄弟姉妹がいれば分担できることも、一人で抱え込まなければならないという状況を日に日に感じるようになってきました。

最近、父が入院で付き添った際に、「これが今後増えていくのだろう」と実感しています。

また、名もなき介護(例えば多数の書類記入、入院や施設に居たら不足しているものの補充等)も日に日に増えてきているなと感じています。

完璧を求めるのは無理なので、自分にできる範囲で最善を尽くすことで介護に向き合っていっています。

変化する家族の形と子育て

一人っ子が増えている背景には、家族の形の多様化があります。

共働き家庭の増加や、シングル家庭の増加など、様々な家族の形がある中で、子供一人に愛情を深く注ぎ、質の高い子育てを実現したいという親の思いも理解できます。

友人の中にも晩婚傾向であり、「子供は一人で良いや」や「夫婦だけの生活を楽しむ」と考えている人が多くなってきている感じがします。

これからの一人っ子

これからも一人っ子の割合は増えていくことが予想されます。

一人っ子の立場としては、一人っ子の気持ちを共有したいなと思っております。

特に今は、親の介護をになっている一人っ子の方はどんな状況で対応しているのか気になっております。