介護と育児のダブルケアのSakuです。

「親の介護が始まって、毎日がしんどい…」「仕事も育児もあるのに、これ以上どうすればいいの?」そんな風に感じているあなたへ。

Saku

同じように介護・育児・仕事の三重負荷で限界を感じた私が、「ずぼら介護」というスタイルを選んだリアルな体験談をお話しします。

完璧を求めすぎて疲れ切ってしまう前に、少し肩の力を抜いて介護と向き合う方法があることを知ってもらえたら嬉しいです。

あなたは今、介護で疲れ切っていませんか?

Saku

私もそうでした。いわゆる育児と介護のダブルケアに仕事まで加わって。

ダブルケアに仕事も重なって、毎日が忙しく、気がつくと自分のことは後回し。

ある日、鏡を見た時の自分の顔にびっくりしました。いつの間にか、こんなに疲れた表情になっていたんだと。

「このままじゃ私がパンクする」

そこから私の介護スタイルが変わったんです。

最初から自分のキャパの限界を認める。今思えばこれが一番大切だったと思います。

だって、私が倒れたら元も子もないですから。

頼る

介護が始まる当初は、とにかく「やるしかない!」で対応しようとしてました。

でも現実は、早々とこれは一人で抱え込むには限界があると感じました。

Saku

介護って、体験してみて初めて分かる大変さがありますよね。体力的にも精神的にも、想像以上にきつい。

そこで覚えたのが「頼ること」でした。

今の私は堂々と手抜きしています:

  • 食事の準備は料理代行等をフル活用
  • 買い出しや日常の生活のサポートはヘルパーさんやデイケア利用等々

最初は「こんなことでいいのかな」って罪悪感もありました。

でも今は全然感じません。むしろ、手抜きすることで私自身が他にも関われることが出来るので。

以前みたいに疲れ切ってイライラしながら接するより、よっぽどいいんじゃないかと思います。

疑問

「頼るって言っても、何をどう頼ればいいの?」

Saku

そう思う気持ち、すごく分かります。私も最初は全然知りませんでした。

でも調べてみると、意外とたくさんのサポートがあるんです。

1. 介護保険サービス

正直、これがなかったら私は無理でした。デイサービスやヘルパーさんの利用などが出来るので本当に助かりました。

2. 配食サービスや料理代行

栄養バランスを考えなくていいし、買い物や調理の手間も省けます。親も「今日は何が来るかな」って楽しみにしてくれています。

3. 地域の見守りサービス

役所の高齢者支援課で教えてもらったんですが、知らないサービスがたくさんありました。市町村ごとに色んなサービスがあるようなので、一人で悩まず、まずは相談してみるのが一番ですね。

これらを使うようになってから、自分の時間も少しずつ確保できるようになりました。

罪悪感なんて感じる必要ありません。これも立派な介護の形だと思います。

でも不思議なことに、そういうことを言う人って決まって介護の経験がない人なんです。

逆に、実際に介護をしたことがある人は「それでいいのよ、無理しちゃダメ」って言ってくれます。

この温度差をすごく感じていました。

それに、時代も変わりました。

私たちの親世代が若かった頃とは、もう状況が全然違うんです。

平均寿命は延びて、核家族化が進んで、共働きが当たり前になった今。

昔のように「子が全部面倒を見る」なんて、現実的じゃないと思います。

私は自分がパンクしないための選択をしているだけ。

長い目で見れば、これが一番親のためにもなると信じています。

ずぼら介護を始めてから、いくつか気づいたことがあります。

  • 心に余裕が生まれた
  • 長期的な視点で考えられるようになった
  • 罪悪感から解放された
  • 自分の時間も大切にできるようになった

❶心に余裕が生まれた

手抜きすることで、以前のように疲れ果てることが減りました。余裕を持って介護に向き合えるようになりました。

❷長期的な視点で考えられるようになった

完璧を目指して短期間で燃え尽きるより、自分のペースで長く続ける方が結果的にいいと実感しています。

❸罪悪感から解放された

「手抜き=悪いこと」という思い込みがなくなりました。上手に頼ることも、必要と感じています。

❹自分の時間も大切にできるようになった

介護だけに全てを捧げるのではなく、自分の人生も大切にする。これって当たり前のことなのに、忘れがちです。

もしあなたが今、介護で疲れ切っているなら。

もし「全部自分でやらなきゃ」って思い詰めているなら。

一度立ち止まって考えてみてください。

本当に全部一人でやる必要があるでしょうか?

Saku

私の経験上、上手に頼りながら続けることの方が、結果的に自分と周りのためになります。

介護は短距離走じゃありません。長いマラソンです。

完璧を目指さず、自分のペースで。